BMW M8 Competition シート補修塗装施工事例|神奈川県横浜市 サイドサポートのスレを自然に補修
BMW M8のシート擦れは、部分補修塗装で自然に整えられるケースがあります
BMW M8 Competitionのような高性能モデルでは、ホールド性の高いスポーツシートが採用されているため、乗り降りのたびにサイドサポートへ摩擦が集中しやすくなります。
その結果、表皮の擦れ、軽度の色抜け、質感低下が局所的に発生することがあり、特に黒系レザーでは白っぽいスレとして目立ちやすくなります。
今回は神奈川県横浜市のお客様よりご依頼いただいた、BMW M8 Competitionのシートサイドサポート部に対する補修塗装施工事例をご紹介します。
施工車両情報

今回のシートダメージの状態
レザーシートのダメージには、乗降時の擦れ、ベルトや衣類金具による引っかき傷、摩耗による色抜け、表面の質感低下などがあります。
今回のBMW M8 Competitionでは、スポーツシート特有の大きく張り出したサイドサポート部に擦れが集中しており、軽度の表皮摩耗と色抜けが確認できました。
破れや大きな裂けではないものの、Mモデルらしい高級感のあるシート形状だからこそ、局所的なダメージでも目に入りやすい状態でした。
施工前の状態
施工前のサイドサポート部には、乗降時の摩擦によって生じた擦れが見られ、表面がやや白っぽく見える状態でした。
M8のようなホールド性の高いシートでは、この部分へ荷重と摩擦が集中しやすくなります。

また、ナッパレザー特有のしなやかな表情がある一方で、表面の質感が少し落ちるだけでも補修前後の差が出やすく、単純に色を乗せるだけでは自然な見え方になりません。

今回は交換ではなく、できるだけ自然な見た目を保ちながらコストを抑えたいというご要望だったため、局所補修塗装で対応する方針としました。
部分補修塗装を選択した判断理由
今回はダメージが局所的で、素材そのものの大きな破断や深い裂けまでは進んでいなかったため、交換ではなく下地処理と調色塗装による部分補修が適している状態でした。高級スポーツシートでは、必要以上の部品交換を避けつつ、傷まわりだけを自然に整える判断が有効なケースがあります。
BMW M8特有のシート補修ポイント
BMW M8 Competitionは、高いホールド性を持つ専用スポーツシートを採用しており、サイドサポートが大きく張り出した構造になっています。そのため、乗り降りのたびに身体が触れやすく、摩耗が集中しやすい車種です。
さらに、ナッパレザーやステッチ、シートの立体的な造形によって、補修箇所だけ質感や艶がずれると違和感が出やすくなります。スポーツシートは面の張り方も特徴的なため、塗膜の厚みや見え方まで含めた調整が重要です。
今回は、M8 Competitionの内装雰囲気を崩さないことを前提に、補修箇所だけが浮いて見えないよう質感再現を重視して施工しています。
- ホールド性の高いシート形状で、サイドサポートへ摩擦が集中しやすい
- 黒系ナッパレザーは色抜けや白っぽい擦れが目立ちやすい
- 立体的な形状のため、塗膜の厚みと質感バランスが重要
- Mモデル専用内装は補修跡の色味差や艶差が見えやすい
施工工程
① 傷部確認・下地処理
まずはサイドサポート部の摩耗状態を確認し、擦れの深さ、表皮の痩せ具合、塗装可能な範囲を見極めます。局所的なダメージであっても、そのまま塗装すると擦れ痕や段差が残りやすいため、先に表面を整える必要があります。
今回は、表面のクリーニングと研磨による下地調整を行い、塗装を受けやすい状態へ整えました。スポーツシートのように立体形状が強い部位では、この前処理の精度がそのまま仕上がりへ反映されます。
② 調色・補修塗装
下地を整えた後は、車両のレザー色に合わせて細かく調色した補修用塗料を使用し、補修箇所へ塗装を行います。黒系内装は一見合わせやすそうに見えても、実際には深みや艶の差が出やすく、自然に馴染ませるには細かな調整が必要です。
特にM8のシートはサイドサポートの曲面が強く、角度によって見え方が変わるため、塗膜が厚く見えたり、逆に補修部だけ沈んで見えたりしないようバランスを見ながら進めています。
③ 仕上げトップコート
補修塗装後は、質感と耐久性を整えるためにトップコート処理を行います。色味が合っていても、表面の艶感や手触りに差があると補修跡として認識されやすくなるため、最後の仕上げが重要です。
今回も、M8 Competitionらしいスポーティかつ上質な内装の雰囲気を損なわないよう、違和感の少ない見え方へ整えながら仕上げています。
施工後の状態
施工後は、サイドサポート部の擦れによる白っぽさが目立ちにくくなり、周囲のレザーへ自然になじむ状態へ整いました。
補修箇所だけが浮いて見えないよう、色味と艶感のつながりを重視して仕上げています。

M8 Competitionのような高性能モデルでは、シートの状態が車内全体の印象に直結しやすく、局所補修でも見え方は大きく改善できます。
新品交換ではなくても、十分に自然な見た目へ戻せるケースは少なくありません。
- サイドサポート部の擦れ傷を自然に補修
- 色抜けを目立ちにくく調整
- M8の上質なシート質感を意識した自然な見え方へ復元
技術解説|シート補修塗装で重要なポイント
シート補修塗装では、傷を隠すことだけでなく、補修後の色味、艶、質感をどこまで周囲に近づけられるかが重要です。特に黒系レザーは、補修跡が白浮きしたり、逆に艶が出過ぎたりすると違和感が出やすくなります。
また、擦れた部分をそのまま塗りつぶすだけでは表面の荒れや痕跡が残りやすいため、事前の下地処理で表面を整える工程が欠かせません。補修の成否は、この下地調整と調色精度に大きく左右されます。
スポーツシートのように曲面が多い部位では、平面よりも見え方の差が出やすいため、塗膜の厚みと質感バランスを合わせることが再現性のポイントになります。
よくあるご質問
Q. シートサイドの擦れは自然に直せますか?
傷の深さや範囲によりますが、今回のような局所的なスレであれば、下地処理と調色塗装によって目立ちにくくできるケースがあります。
Q. 部品交換せずに対応できますか?
素材の破断や深い裂けがなければ、部分補修で対応できる場合があります。今回は交換ではなく、自然な見た目を重視したシート補修塗装で対応しています。
Q. 黒いレザーは補修跡が目立ちませんか?
黒系レザーは色味そのものより、艶感や質感の差が出やすいため、調色とトップコートの調整が重要です。適切に仕上げることで違和感を抑えやすくなります。
Q. 作業時間はどのくらいかかりますか?
今回のような局所補修では、症状や補修範囲にもよりますが、おおよそ2〜4時間前後が目安になります。
施工担当者コメント

今回のBMW M8 Competitionは、傷そのものは局所的でしたが、シートの立体感と内装質感が高いため、補修精度がそのまま仕上がりの印象へ直結するケースでした。特にサイドサポート部は乗降で擦れやすく、今後も負荷がかかる部位のため、見た目だけでなく塗膜バランスも意識して進める必要があります。
今回は、単に色を合わせるのではなく、下地を整えたうえで質感まで周囲へなじませる方向で仕上げました。高級スポーツシートでも、傷の種類と状態を見極めれば、自然な見え方へ戻せるケースは十分あります。
検討中の方へ
BMW M8のような高性能モデルでは、シートの小さなスレでも乗り込んだ瞬間に気になりやすく、車内全体の印象にも影響しやすいものです。
ただし、すべてを交換で対応する必要があるわけではなく、ダメージが局所的であれば、部分補修塗装で自然に整えられるケースもあります。
補修を検討する際は、交換前提かどうかだけでなく、傷の深さ、素材状態、色味再現、質感調整まで含めて見てもらえるかを確認すると判断しやすくなります。
対応車種一覧
BMW、MERCEDES-BENZ、AUDI、PORSCHE、VOLKSWAGEN、MINI、VOLVO など、輸入車・国産車を問わず内装補修・レザーリペアの施工事例を掲載しています。










