【BMW E46 M3】天井張り替え施工事例|天井全体の垂れ(全タレ)を改善|神奈川県横浜市
施工車両情報

※ライナー構造は、作業写真に写るサイズ感・形状から、短尺ではなく一体成形に近いタイプとして扱っています(断定ではなく、写真から読み取れる範囲での判断)。
施工前の状態
入庫時のBMW E46 M3は、天井表皮が天井全体で均等に垂れ下がる「全タレ」の状態でした。

前席・後席ともに浮きが進み、座った際に視界へ入りやすい位置までたるみが出ており、室内の印象を大きく損ねていました。
部分補修を推奨しない判断理由
E46世代では、表皮の裏側にあるウレタンが経年で粉状化・変質(オレンジ色化を含む)しているケースが多く、再接着や部分補修では下地が残りやすくなります。 その結果、見た目が一時的に戻っても、再び浮き・垂れが出る要因になりやすいため、今回はライナー脱着を伴う全面張り替えを前提に施工しています。
車種特有の天井トラブルの特徴
BMW E46 M3は、スポーツモデルらしい室内設計により、天井面が視界に入りやすく、わずかな「たるみ」でも違和感が出やすい傾向があります。
また、作業写真から確認できるライナー形状は、車内幅に近い面積を持ち、端部の収まりも広範囲に及ぶため、施工では精度管理が重要になります。
- 天井全体が一斉に垂れ下がる「全面タレ」になりやすい
- 表皮は残っていても、内部ウレタンが粉状化・変質していることが多い
- 再接着では下地が残りやすく、再発につながる要因になりやすい
- 曲面部・端部の処理が仕上がりを左右する(シワ・影・引きつれの出やすいポイント)
施工工程
① 内装分解・天井ライナー取り外し
内装部品を順に取り外し、天井ライナーへ負荷が集中しないよう支点を分散させながら、慎重に取り外し・搬出を行います。
経年したライナーは割れやすい場面もあるため、無理な曲げやねじれを避けて作業しています。

② 旧生地剥離・下地処理(最重要工程)
旧生地を剥がした後、ライナー表面には劣化したウレタン層と旧接着層が残ります。
ここを残したまま貼り込むと、接着が安定せず、再び浮き・垂れが出る要因になりやすいため、粉状の残留物まで含めて徹底的に除去します。
下地処理で確認・除去するもの
- 粉状化した劣化ウレタン
- 旧接着剤の残り
- 表面のムラ・段差(仕上がりの影・波打ちの原因)
仕上がりの見た目だけでなく、再発リスクを抑えるうえでも、下地処理は工程全体の中で最も重要になります。
③ 新規天井生地の貼り込み
下地を均一に整えた後、新規天井生地を貼り込みます。

E46 M3のように面積が大きく、曲面が連続するライナーでは、貼り込み時のテンション管理(張り具合)/生地送り/端部の収まりが仕上がりを左右します。
生地送り
曲面に合わせてシワが寄らないよう微調整
テンション管理
張り過ぎ・緩みを避け、面で均す
端部処理
巻き込み・段差・影が出ない収め
④ 再組み付け・最終確認
張り替え後の天井ライナーを車体へ戻し、内装部品を元通りに組み付けます。 最終確認では、前席・後席から見える範囲の張り感、端部の収まり、影や波打ちがないかを確認し、違和感が出ない状態で完了としています。
施工後の状態
施工後は天井の垂れ・浮きが解消し、室内の印象がすっきりと整いました。

ブラック系の純正近似カラーで仕上げることで、E46 M3らしい引き締まった室内トーンを崩さず、自然な見た目にまとまっています。
- 天井全体の垂れ・浮きの解消
- シワや影が出にくいフラットな面出し
- 室内全体の一体感が戻り、落ち着いた印象へ
施工担当者コメント
BMW E46 M3の天井張り替えでは、見えている生地以上に、裏側のウレタン劣化(粉状化・変質)が進んでいることが少なくありません。
そのため、再発を抑えるうえでは、貼り込み作業そのものよりも、下地処理で残留物を残さないことが最重要になります。
今回は、下地の状態を整えたうえで、曲面・端部のテンション管理を丁寧に行い、自然な張り感になるよう仕上げています。
検討中の方への案内
E46世代のBMWで天井の垂れが出ている場合、表皮の剥がれだけでなく、下地の劣化が進んでいるケースが多く見られます。
応急処置ではなく、構造と劣化状態を確認したうえで、ライナー脱着・下地処理からやり直す施工が、結果として安心につながります。
即日での天井張り替えも承ります
あらかじめご予約を頂ければ、
1日で仕上げることも可能です。
詳細は施工スタッフまでお気軽にお尋ねください。










